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光のアーティスト、ジェームス・タレルのアートを体験する宿泊施設。 現代的なアートと、伝統的な民家が対比を成しています。

Outside-inは屋根が開き、日没から1時間の空の変化を、LightBathでは、光ファイバーの効果で幻想的な入浴体験をすることができます。

民家のイメージですが、最新鋭の厨房設備、空調、可動屋根機構、屋根融雪装置などを、目立たないように組み込んでいます。

 

所在地 新潟県十日町市

延床面積 181.08m2

基本設計 ジェームス・タレル

実施設計 石井大五+フューチャースケープ建築設計事務所

構造設計 南雲正一+匠設計

設備設計 マイ設備設計

施工 井川建設+協和電業+清水木工所共同企業体

 

掲載誌、書籍
2000.06. 新建築平成12年8月号
2000.08. アサヒグラフ平成12年8月18日号
2000.07. 大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2000
2000.12. コンフォート平成12年12月号
2001.03. 大地の芸術祭記録集
2003.07. 大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2003
2006.07. 大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2006ガイドブック
2006.07. 大地の芸術祭アートをめぐる旅ガイド

 

上から見下ろした全景. 信濃川の河岸段丘の最上段に立地し、その河岸段丘や信濃川、水田、十日町の市街を望むことができる。屋根は可動で解放できるが、屋根面には、豪雪対策と冬季の屋根の可動のため、融雪システムが組込まれている。

西側外観。地域の伝統的なつくり、せいがい造りを模している。1階は、鉄筋コンクリート造、2階は、木造。その四周を、1、2階とも回廊が回る。

(左)日没時、2階の屋根の半分が片側に動き、2階の天井開口部から、空を眺めることができる。(右)冬には、雪囲い板がはめこまれる。

1階と2階の回廊の外観。柱の外側には、雪囲い板がはめられる仕組みになっている。冬季、最低でも、2階の床近くまで雪が積もる。

1階の回廊。冬、この高さがすべて雪で埋まりるため、柱には、雪囲い板が取り付けられる。踏石は、外からGarden Roomまで続く。

2階の回廊。2mの幅があり、夏には、ここで食事などもできる。床は、杉の厚板、壁は、杉の押縁羽目板貼り。

2階の回廊。

2階のOutside-In。屋根を開くと、室内にいながらにして、空が見える。タレルさんのアートは、日没時の空を1時間にわたり見るプログラム。

壁上部に設えた照明の効果で、人間の目が、色を錯覚し、実際の日没時の空の色とは違う色に染まる。撮影:藤井浩司(ナカサ&パートナーズ)。

2階のOutside Inの日没時のプログラムを、畳に寝転びながら、宿泊者が体験している風景。撮影:(右)藤井浩司(ナカサ&パートナーズ)。

2階のOutside Inの日没時のプログラムが終了し、電動の可動屋根を閉めている様子。撮影:藤井浩司(ナカサ&パートナーズ)。

 

1階の和室Garden Room。天井と入口付近にタレルさんの光のアートが仕込まれている。

1階の和室Garden Room。玄昌石を敷いた内土間と畳敷きの室内からなる。

(左)2階玄関。御影石の沓脱ぎと杉板の縁甲板張りの廊下。(右)1階の廊下。顔料を混ぜた杉板型枠によるコンクリートで仕上げている。

タレルさんの光のアート、1階の浴室、Light Bath。水面下に設置した光ファイバーで、水中の身体が白く光り、水から出た部分の身体が、影のように黒く映る。

タレルさんの光のアート、1階の浴室、Light Bathの入口。左が夜の様子、右が昼の様子。

夜景。闇の中に、照明の効果で浮かび上がる。

冬の様子。屋根には、電気融雪システムが入っており、雪下ろしをせずとも、次第に溶けて行く。

冬の様子。2階の回廊の高さまで雪が積もる。1階は、柱の前に、雪囲い板と立てて、雪が中に入るのを防ぐ。

冬の回廊の様子。2階の床の高さまで、雪が積もる。回廊から望む風景も、夏とは様変わりする。