作品INDEXに戻る

トイレの家 INDEXに戻る

トイレの家の平面図(上)と屋根伏図(下)。

建築の上に、11本の光のスリットが重なっています。

5本は、島の3つの伝統行事の開催日と夏至冬至の日の午前9時の太陽方位に合わせたスリットです。その時刻に、建築の中を一筋の光が抜ける頃、島民は季節の訪れを知ります。

一方、伊吹島から6大陸の主要都市へ最短距離で向かう方向に、6本の光のスリットが抜けて行ます。世界とのつながりを意識することで、自分たちが周縁でなく、一人一人が中心であることを感じてもらい、また、かつての伊吹島の矜持を取り戻してほしいと考えました。

固有の時間(Locality)と世界とのつながり(Internationality)を同じ仕掛けとしてつくり、重ね合わせると、両者は対立項ではなくニューヨークの方向に、島の午後2時の光が重なり、Localityの延長にInternationalityが現れます。
そして、6つの都市への軸が交差する点は、伊吹島の座標を示し、
Internationalityは、実は、Localityそのものでもあります。

← previous next →