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低層階のクリニックの上に、賃貸の住戸の入る集合住宅。

敷地は、2つの異なる地域の接点に位置していました。大通りに面した南西は、近隣商業地域のため、3階以上のビルが立ち並び、また、車通りも多い地域です。 一方、北東は、住居専用地域に面し、住宅や低層の集合住宅が広がる静かな地域です。

クリニックと賃貸住宅の用途も、それぞれの地域に対応しており、2つの用途の違いを映し出すように、2つの表情を持つ建物をデザインしました。 クリニック側は、大通りの景観にふさわしく、背の高いファサードを持ち、賃貸住宅側は、対面する斜面の住宅地のように、住戸が、階段状に後退して行きます。

大通り側は、建物が、クリニ ックのサインになるようにデザインしています。 斜めに突き出た敷地に合わせて、建物も、一部、斜めにつくっています。駅から来ると、その部分が、視線にぶつか り、建物の存在を気づかせます。 看板は、庇の上に文字サインを載せ、建物と一体にデザインしています。

クリニックの待合室は、人やバスからの視線、騒音を避けるため、1階には壁を立て、快適さ、プライバシーを確保しています。その上で、上の窓から自然光を入れ、アトランダムな窓から、 木漏れ日のように、光が落ちます。 患者を、リラックスさせる場としてデザインしています。

賃貸住宅は、静かな住居専用地域に向いて、階段状につくっています。切り立ったビル状の建物ではなく、上階に行くに 従って、階段状に後退しています。それは、敷 地の裏側に広がる、斜面の住宅街と似た雰囲気です。裏側に、マンションが立った際にも、上部からの光を、住居内部に取り込みやすくします。

住戸では、ベランダの手摺の高さを通常より高めにしています。それにより、プライバシーを確保し、昼間、カーテンなどを閉めずに、窓を開閉できるようにしています。

窓は、高さ4.0mの窓を持ち、明るい光が奥ま で、届きやすいく、空もよく見え、心理的な広がりをつくり出します。

 

神奈川県横浜市

延床面積 319m2(96.4坪)

構造設計 大賀建築構造設計事務所

掲載誌、書籍

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