ウルネスの教会(ソグネフィヨルド、ノルウェー)

ノルウェーにある世界最長のフィヨルド、ソグネフィヨルドの最奥近くにあります。夏の観光シーズンを外れると、船が1日に2便しかない、辺鄙な場所です。

ノルゥエーに多く残るスターブ教会の一つ。土俗的な文化とキリスト教が混交した木造建築で、建設は1130年頃と推定されています。ちなみに、スターブとはノルウェー語で支柱を意味します。

キリスト教が入り込む前の土俗宗教を想起させる文様が施され、屋根は板で葺かれています。他のスターブ教会に比べると、特徴的な龍頭の屋根飾りなどもなく、よりプリミティブな感じを漂わせています。

時間を掛けてこの場所まで行くと、たくさんで集まるよりは、距離を取りながら独立性を保って暮らすことを望むノルウェー人の生活と、それと響き合いながら維持されて来た教会の関係を実感します。世界遺産に指定された建築以上に、場所の遠さと建築の遠さの結びつきを目の当たりにできることが、ウルネスの魅力です。

夏のシーズン以外は、拝観は予約制で、教会の前に住む管理人に鍵を開けてもらうだけで、4000円近く。これで安いか、高いか。

交通:ソグネフィヨルドの中心都市Sogndalからバスで30分ほどのSolvornへ。そこから船に乗り換え15分で、対岸のOrnes港へ。港より徒歩15分ほど。

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Upload : 2004.01

 

 

photo by Daigo Ishii