ボルグンの教会(ボルグン、ノルウェー)

ソグネフィヨルドが終わり、峡谷に切り替わり、両側に迫る山の間を縫って行くと、谷間の小さな盆地に、ボルグンの教会が現れます。

ウルネスの教会と同じく、スターブ教会の一つで、1150年に建てられました。ボルグンの教会の方が、ウルネスよりも、土俗的な特徴がはっきりと現れています。棟先から龍頭が差し出され、壁には、蛇や動物らしき文様が彫られ、ものの本によれば、どこかにルーン文字も書かれているとのこと。

今は、屋外建築博物館的に整備されたため、却って、場所の記憶が曖昧になっていますし、オスロからソグネフィヨルドに抜ける国道が脇を通り、直行バスのルートともなっているため、地理的閉塞感は薄れた感じもありますが、昔は、フィヨルドが果てた、その先の、地理的などんづまりに近い場所だったのでしょう。

ヨーロッパの「果て」のノルウェーのさらに「果て」、という場所の持つ力を感じさせる建築です。

交通:ソグネフィヨルドの交通の要所Lardalからバスで40分、Sogndalからバスで1時間半。

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Upload : 2004.01

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photo by Daigo Ishii