オスロの野外建築博物館(オスロ、ノルウェー)

問題です。ロフトという建築用語を日本でもよく使いますが、語源は何語でしょうか。

答えはノルウェー語です。語源は、農家に設けられた納屋を差し、右下の写真がそれにあたります。2階が1階より迫り出した形の家畜と穀物を納める小屋で、単なる丸太造ではなく、土俗的な文様が手摺や柱に彫り込まれ、宗教的なバックグラウンドを感じさせます。

壊され掛けた伝統的建築物を集め、屋外に展示する博物館を、世界で最初に始めたのは、ストックホルムにあるスカンセンです。現地保存が主流の今の時代からすれば、時代遅れに見えるところもありますが、オープンした1世紀前には、画期的なことでした。

スカンディナビアには、その系譜を引く屋外建築博物館がたくさんあります。オスロの民俗博物館もその一つで、内容からすれば、スカンセンをしのいでいます。

スカンディナビア共通の芝葺き屋根や板張りの住宅に加えて、ロフト、スターブ教会、ローズ模様の住宅など、ノルウェー以外では見るのが難しい豊かな建築ボキャブラリーが一堂に会しています。贅沢な不満を言えば、多すぎて、見るのが疲れて来ることでしょうか。

交通:Oslo中心街からバスまたは船でBygdoy地区へ。

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Upload : 2004.01