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別府と大分を結ぶ風光明媚な別大国道沿いのキオスクのコンペティション。ショートリストに入りました。

別大国道は、大分県内でも重要な幹線道路の一つであり、きらきらと輝く海、青々とした山、大きく広がる空から成る沿道の景観、それ自体が、観光的にも重要な価値を持っています。

周りから際だったデザインをつくるのではなく、風景の一部となるキオスクをつくり、景観的価値に貢献しようとしました。

壁は、くの字型の鉄骨の骨をステンレスのネットが包み、そのネットにかずら類を這わせた、緑で覆う形式で、回りにある緑の景色とつながって行きます。くの字型の緑の壁の裏側は、国道の騒音や視線から隔絶された、海を見る休憩スペースとなります。緑の影に、海を望むベンチが設けら、階段を上がり、最上段のベンチに座ると、手摺や岸壁に遮られず、大きな海の風景を満喫できます。

屋根の一部は反射ガラスで覆われ、さまざまな時刻の空が映り込みます。夕刻、国道からキオスクを見ると、キオスクの背景の東の空は宵に包
まれ、それをバックにして、キオスクの反射ガラスには、西の空の鮮やかな夕焼けが映ります。

大分県大分市

延床面積 30 m2(9.1坪)

構造設計 大賀建築構造設計事務所

 

(左)国道側から見る外観。(右)海側から見る外観。鉄骨の骨をステンレスのネットが包み、自然の景観とつながる。

道路から見る外観。屋根の一部の反射ガラスには空が映る。

海側から見る外観。緑のつくる日影に、ベンチが段状に設けられ、最上段からは手摺や岸壁に遮られず、海が見える。

屋根、くの字の緑、ベンチの様子を見る。

側面から見た様子。

海は、キオスクの東側にある。昼間は屋根の反射ガラスに青空が映り、東の空と混ざるが、夕暮れには、屋根の夕焼け空と沈む東の暗い藍色の空がコントラストを見せる。